映画「ハロウィン」シリーズ全作を見る順番と時系列を詳しく解説

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映画「ハロウィン」シリーズ全作を見る順番と時系列を詳しく解説 ホラー
こんにちは、ホラー専門映画館のビビりな解説者タケです。
映画『ハロウィン』を見ようとして作品一覧を開いたら、同じ題名が三つも出てきて、「結局どれから見ればいいの?」と固まっていませんか。しかも、続編のはずなのに前作の出来事がなかったことになったり、マイケル・マイヤーズとローリー・ストロードの関係まで変わったりします。初見で迷うのも当然ですよ。
結論から言うと、『ハロウィン』シリーズは全作を一本の時系列に並べてはいけません。まず1978年版の第1作を見て、そのあとに興味のある分岐へ進むのがいちばん迷いにくい見方です。この記事ではネタバレをできるだけ避けながら、公開順、時間軸ごとの順番、ローリーとマイケルの関係まで、初めての人にもわかるように案内します。

  • 映画『ハロウィン』全13作の公開順
  • 複数に分岐する時間軸のつながり
  • 初心者が迷わないおすすめ鑑賞ルート
  • マイケルとローリーの関係の違い

最初は1978年版から見る

カチンコのイラストと共に、「公開順=物語の順番ではない」「まずは原点『ハロウィン』(1978年)を鑑賞すべし」という鑑賞の基本ルールを説明した図解。

どのルートへ進む場合でも、出発点になるのはジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』です。この1本を先に見ておけば、その後の作品が何を受け継ぎ、何を変えたのかが自然に見えてきます。

シリーズの原点だけでなく、『ハロウィン』が生まれた1970年代にどんな名作が現在のホラーへ影響を与えたのか知りたい方は、1970年代ホラー映画のおすすめも参考にしてください。

初心者におすすめの順番

初めて見るなら、1978年版『ハロウィン』から2018年版へ進む新三部作ルートがおすすめです。具体的には、『ハロウィン』(1978年)、『ハロウィン』(2018年)、『ハロウィン KILLS』(2021年)、『ハロウィン THE END』(2022年製作)の4本となります。

このルートは、第1作から40年後のローリーを描き、現在の映像や演出でマイケルの恐怖を味わえるのが魅力です。間に公開された続編を知らなくても話がつながるため、シリーズ入門としてかなり入りやすいでしょう。私のようなビビりでも、見る順番で頭を悩ませず恐怖そのものに集中できます。

新三部作ルート(1978年版から40年後の2018年版、KILLS、THE END)の時系列と、「残虐度高め・ドラマ性中・静かな恐怖低め」という作品の雰囲気を示すメーター図。

迷ったらこの4本です。1978年版から新三部作へ進めば、シリーズの原点とローリーの物語を短い本数で味わえます。

一本の時系列にできない理由

『ハロウィン』は長く続く間に、過去の続編を引き継がない新作が何度も作られました。つまり、公開順では後ろにある作品でも、物語の上では第1作の直後から別の道へ進む場合があります。

たとえば1998年の『ハロウィンH20』は、1981年の『ハロウィンII』の続きですが、『ハロウィン4』から『ハロウィン6』までを基本的に引き継ぎません。一方、2018年の『ハロウィン』は第1作だけを受け継ぎ、1981年版を含むすべての続編から離れます。

だから、全13作を公開年だけで一本につなぐと、亡くなったはずの人物が別の設定で現れたり、家族関係が突然変わったりするわけです。これは矛盾を我慢して見るシリーズではなく、異なる作者が同じ原点から描いた複数の物語として楽しむシリーズだと考えると、ぐっとわかりやすくなります。

全13作の公開順一覧

公開順は、シリーズがどのように変化したかを体感できる並びです。ただし、物語上のつながりとは一致しません。まずは全体を見渡し、どの作品がどのルートに属するのかを確認しておきましょう。

公開順 作品名 製作年 所属する流れ
1 ハロウィン 1978年 すべての基点
2 ハロウィンII/ブギーマン 1981年 旧シリーズとH20
3 ハロウィンIII 1982年 独立した物語
4 ハロウィン4 ブギーマン復活 1988年 旧シリーズ
5 ハロウィン5 ブギーマン逆襲 1989年 旧シリーズ
6 ハロウィン6 最後の戦い 1995年 旧シリーズ
7 ハロウィンH20 1998年 H20ルート
8 ハロウィン レザレクション 2002年 H20ルート
9 ハロウィン 2007年 ロブ・ゾンビ版
10 ハロウィンII 2009年 ロブ・ゾンビ版
11 ハロウィン 2018年 新三部作
12 ハロウィン KILLS 2021年 新三部作
13 ハロウィン THE END 2022年 新三部作

2026年8月1日時点で、劇場公開済みの映画シリーズはこの13作です。『ハロウィン THE END』はアメリカでは2022年、日本では2023年に公開されました。同名作が複数あるので、動画配信サービスや円盤で探すときは、題名だけでなく製作年も確認してください。

公開順で見る魅力

全作を制覇したい人は、公開順で見る方法も楽しめます。第1作の静かな恐怖から始まり、続編で家族の物語や超自然的な要素が加わり、やがて原点回帰へ向かう。シリーズそのものが試行錯誤してきた歴史を、観客と同じ順番で体験できるからです。

ただし、『ハロウィンIII』で突然マイケルが登場しなくなり、『H20』で過去作の一部が切り離され、2007年に最初から語り直されます。さらに2018年版で再び第1作の続きへ戻るため、前後関係を知らないと置いていかれやすい並びでもあります。

公開順で進むなら、作品を見る前に「今回はどの時間軸か」だけ確認しておくのがコツ。物語を一本につなげようとせず、時代ごとのマイケル像やローリー像を比べると面白さが増します。

同名作品の見分け方

最も注意したいのは、『ハロウィン』という同名映画が1978年、2007年、2018年にあることです。1978年版は原点、2007年版はロブ・ゾンビ監督による作り直し、2018年版は1978年版の直接の続編となっています。

『ハロウィンII』も二つあります。1981年版は1978年版と同じ夜の出来事を描く続編で、2009年版は2007年版の続きです。検索画面のポスターだけで判断すると取り違えやすいので、年と監督名まで見ると安心ですよ。

2018年版を最初に見ないよう注意。単独でも大筋はわかりますが、1978年の事件を知っているほど、ローリーの備えや執念が胸に迫ります。

時間軸は五つに分かれる

1978年版を起点として、新三部作、旧シリーズ、H20、ロブ・ゾンビ版、独立作(III)の5つの世界線に分岐する様子を表した路線図。

映画『ハロウィン』の時間軸は、大きく五つに分けると迷いません。第1作から枝分かれする三つの続編ルート、ロブ・ゾンビ版の作り直し、そしてマイケルが出ない独立作です。

旧シリーズの時間軸

1981年版から分岐する「旧シリーズ(4〜6)」と「H20ルート」の時系列や、それぞれの特徴(神話・オカルト要素、90年代青春ホラー感)をまとめた図解。

旧シリーズは、『ハロウィン』(1978年)→『ハロウィンII』(1981年)→『ハロウィン4』→『ハロウィン5』→『ハロウィン6』の順番です。第1作と第2作は同じハロウィンの夜を連続して描き、その後は年月を置いてマイケルがハドンフィールドへ戻ってきます。

この流れでは、ローリーとマイケルの家族関係が物語の軸になります。ただし、ローリー本人は第4作から中心人物ではなくなり、娘のジェイミー・ロイドが新たな標的として登場。マイケルの執着が次の世代へ移っていくわけです。

第4作は、いかにも80年代の続編らしい勢いと、子どもが追われる切迫感が見どころ。第5作はその直後を受け、第6作ではマイケルの邪悪さに説明を与えようとする要素が前へ出ます。第1作の「理由がわからないから怖い」という感触とは違いますが、シリーズが神話のように広がっていく過程を見たい人には外せません。

◆タケのワンポイントアドバイス

旧シリーズは、第2作までと第4作以降で雰囲気がかなり変わります。第1作の静けさだけを期待するより、「長期シリーズならではの大胆な展開も味わうぞ」と構えておくと楽しみやすいですよ。

H20ルートの時間軸

H20ルートは、『ハロウィン』(1978年)→『ハロウィンII』(1981年)→『ハロウィンH20』(1998年)→『ハロウィン レザレクション』(2002年)の順番です。

『H20』は第1作から20年後のローリーを描きますが、第4作、第5作、第6作の物語は基本的に受け継ぎません。この時間軸のローリーは名前を変え、過去を隠しながら生きています。それでもハロウィンが近づくたびに恐怖がよみがえり、やがてマイケルと再び向き合うことになるのです。

新三部作より前に作られた「大人になったローリーのその後」であり、1990年代の青春ホラーらしい速さも感じられます。ジェイミー・リー・カーティスの復帰作として、ローリーを中心に見たい人には見逃せない分岐でしょう。

続く『レザレクション』は、『H20』の結末を受けて物語を動かします。ただ、舞台や若者たちの見せ方は当時の流行を濃く映しており、ローリーの物語だけを期待すると印象が変わるかもしれません。H20ルートを最後まで確認したい人向けの一本です。

ロブ・ゾンビ版の時間軸

生々しい暴力とトラウマを描き残虐度が最高値のロブ・ゾンビ版2作と、マイケルが出ない独立したSFホラーである第3作の立ち位置を解説した図。

ロブ・ゾンビ版は、『ハロウィン』(2007年)→『ハロウィンII』(2009年)の2本からなる別世界です。1978年版の続きではなく、マイケルの幼少期から事件までを新たな解釈で描き直しています。

この2本は、家庭環境や人物の感情を生々しく映し、暴力の痛みも前面に出します。原典のマイケルは内面が見えない「形のない恐怖」に近い存在ですが、ロブ・ゾンビ版は育った環境や家族への執着をより具体的に見せる作りです。

なので、1978年版と同じ話を現代風に撮り直しただけだと思うと驚くでしょう。前半はマイケルの背景、後半はローリーが襲われる夜へ進み、続編では心の傷や幻覚的な表現が増えます。荒々しく重たいホラーが好みなら、このルートが刺さるかもしれません。

新三部作の時間軸

新三部作は、『ハロウィン』(1978年)→『ハロウィン』(2018年)→『ハロウィン KILLS』(2021年)→『ハロウィン THE END』(2022年)の順番です。1981年版以降の出来事は引き継がず、第1作から直接40年後へ飛びます。

この時間軸では、ローリーとマイケルは兄妹ではありません。1978年の事件で偶然標的になったローリーが、その一夜を長年引きずりながら、再来に備えてきたという設定です。家族の宿命ではなく、被害者の記憶と恐怖、町全体へ広がる影響に目を向けています。

2018年版と『KILLS』は同じ夜の出来事としてほぼ連続しています。ところが『THE END』は『KILLS』の事件から4年後へ進み、マイケルとローリーだけでなく、恐怖が人や町に残すものを描きます。最終作は方向性が変わるため好みが分かれますが、三部作が何を終わらせようとしたのかを見るうえでは欠かせません。

第三作だけの独立した物語

『ハロウィンIII』は、ほかの作品とつながらない独立作です。マイケル・マイヤーズもローリー・ストロードも物語の登場人物としては登場せず、ある会社が販売するハロウィン用マスクをめぐる怪事件を描きます。

当時は、毎回異なるハロウィンの恐怖を描く形式へ変える構想がありました。そのため第2作でマイケルの話に区切りをつけ、第3作でまったく別の題材へ進んだのです。しかし観客が期待したマイケル映画ではなかったため、その後の第4作で彼が復帰しました。

シリーズの順番だけ知りたい人には寄り道に見えますが、作品自体は不気味な歌、企業の陰謀、季節行事が悪夢へ変わる感覚が独特。マイケルの続きを期待せず、単独のSFホラーとして見ると味わいが変わります。

目的別のおすすめルート

どの順番が正解かは、あなたが何を見たいかで変わります。ここでは、ローリーの物語、マイケルの変化、全作制覇という三つの目的に分けて、おすすめの進み方を紹介します。

ローリー中心で見る順番

ローリー・ストロードの物語を中心に見るなら、まず1978年版を見たあと、新三部作へ進むのがわかりやすいでしょう。第1作で恐怖の夜を経験した少女が、40年後にどんな暮らしを送り、家族とどう向き合っているのか。時間の重みを感じられる流れです。

そのあとに1981年版、『H20』、『レザレクション』を見ると、別の時間軸で描かれたローリーと比べられます。こちらではマイケルとの家族関係があり、過去から逃げて生きる姿が中心です。同じ俳優、同じ役名でも、作者が違えば人生の行き先まで変わる。その面白さがシリーズならではでしょう。

ローリー中心のおすすめ順

1978年版→2018年版→KILLS→THE END→1981年版→H20→レザレクション

マイケル中心で見る順番

ホラー映画の殺人鬼マイケル・マイヤーズを深く見たいなら、公開順がおすすめです。最初は理由も感情も読めない影のような存在だった彼が、続編で家族を追う殺人鬼になり、旧シリーズでは呪いや組織に関わる説明まで与えられます。

ロブ・ゾンビ版では幼少期と内面へ踏み込み、新三部作では再び「理解できない悪」へ近づけながら、年齢を重ねた肉体や町への影響も描かれました。どのマイケルが最も怖いと感じるかは人それぞれ。あなたは、理由のない恐怖と背景のある怪物、どちらに寒気がしますか。

マスクの形、歩き方、立ち姿、攻撃の見せ方も作品ごとに違います。物語だけでなく、画面の奥に立っているだけで空気を変える存在感を比べるのも、全作を見る楽しみです。

マイケル・マイヤーズのような、仮面をかぶって無言で追い続ける殺人鬼をもっと観たい方は、殺人鬼・スラッシャーホラー映画のおすすめも参考にしてください。

全作を完走する順番

全13作を見たいなら、公開順でも構いませんが、私は時間軸ごとにまとめて見る方法をすすめます。話が途切れにくく、設定の切り替わりも明確になるからです。

まず1978年版を見て、旧シリーズとして1981年版から第6作まで進みます。次に1978年版の内容を思い出しながら、1981年版、『H20』、『レザレクション』へ。続いてロブ・ゾンビ版2本、新三部作3本を見て、最後に独立作の『ハロウィンIII』を楽しむ流れです。

ただし、同じ第1作と1981年版を何度も見直す必要はありません。各分岐の最初に「ここから別の未来」と意識するだけでも十分です。全作制覇は短距離走ではありません。数本ごとに間を空けても、マイケルは逃げませんよ。いや、逃げないからこそ怖いのですが。

作品ごとの見どころ

ここからは、各作品の立ち位置と見どころをネタバレ控えめで紹介します。どこまで見るか迷っている人は、気になる時代や雰囲気を選ぶ参考にしてください。

原点から旧シリーズまで

1978年版『ハロウィン』は、シリーズの核です。派手な流血よりも、住宅街の遠くに立つ白いマスク、気づけば消えている人影、単調なのに耳から離れない音楽で恐怖を積み上げます。マイケルを多く語らず、見えない時間を長くする演出が今見ても怖い一本。

1981年版『ハロウィンII』は、第1作の直後から始まり、主な舞台を病院へ移します。ここでローリーとマイケルを結ぶ重要な設定が加わり、後の旧シリーズとH20ルートに大きな影響を与えました。第1作と続けて見ると、長い一夜の後半として楽しめます。

『ハロウィン4』では、マイケルが久しぶりに復帰し、ローリーの娘ジェイミーが狙われます。子どもの目線に近い不安と、町を巻き込む騒動が特徴です。続く第5作はジェイミーとマイケルのつながりを深め、第6作はシリーズに残っていた謎へ踏み込みます。

第6作には劇場公開版と、後に広く知られるようになったプロデューサーズ・カットがあります。場面の順番や説明、結末の見せ方が異なりますが、別の時間軸ではありません。最初は入手しやすい版を見て、気に入ったら違いを比べる程度で大丈夫です。

H20からレザレクションまで

『ハロウィンH20』は、ローリーが過去を隠して暮らす一方、心の中では事件から逃れられていないことを描きます。第1作公開から20年という節目を生かし、ローリーとマイケルの対決へ焦点を戻した作品です。

若者たちが登場する場面には1990年代の青春ホラーらしさがありつつ、中心にいるのは大人になったローリー。恐怖に支配されたまま逃げるのか、自分から向き合うのかという選択が見どころになります。

『レザレクション』は、インターネット中継を使った企画で若者たちがマイヤーズ家へ入り、そこで恐怖に巻き込まれる物語です。今見ると当時のネット文化が新鮮で、シリーズが時代の流行を取り込もうとした一本としても興味深いでしょう。

ロブ・ゾンビ版二作品

2007年版は、マイケルが少年から殺人鬼へ変わる過程に多くの時間を使います。原典では空白だった部分を大胆に描き、家族、学校、療養施設での体験を積み重ねていくため、人物劇としての色合いが濃くなりました。

2009年版は、前作の事件を生き延びた人々の傷に踏み込みます。ローリーの不安定さ、マイケルの幻視、家族をめぐる執着が混ざり、現実と心象の境目が揺らぐ作りです。万人向けではないものの、監督の個性は二作目でさらに前へ出ています。

このルートは残酷な描写や怒鳴り声も多く、1978年版の静かな空気とは正反対。穏やかに怖がりたい夜より、体力のある日に見るほうがよいかもしれません。私も鑑賞後は、ちょっと静かな部屋で深呼吸したくなりました。

新三部作の三作品

2018年版は、第1作の構図を受け継ぎながら、ローリー、娘カレン、孫アリソンの三世代を中心に描きます。40年間備えてきたローリーの姿は頼もしく見える一方、その備えが家族関係へ与えた代償も小さくありません。

『ハロウィン KILLS』は、2018年版と同じ夜を別の人物たちへ広げます。マイケルへの恐怖と怒りが町全体を動かし、個人同士の追跡劇から集団の混乱へ変わっていく作品です。マイケルの暴力描写もかなり激しいので、苦手な人は心の準備をしてください

『ハロウィン THE END』は『ハロウィン KILLS』の事件から4年後が舞台となり、ローリーが過去を書き残そうとする一方、町に残った傷を新しい人物の物語と重ねます。前二作と同じ調子を期待すると戸惑うかもしれませんが、単なる最終決戦ではなく、悪意や恐怖が人から人へ移るのかを問う終章です。

ローリーとマイケルの関係

マイケルとの関係が「ただの他人」か「実の兄妹」か、ローリーの立ち位置が「迎撃・戦士」か「逃走・隠遁」かを示す2軸で、各ルートの特色を分類したマトリクス図。

検索で特に混乱しやすいのが、「マイケルとローリーは兄妹なのか」という疑問です。答えは、時間軸によって変わります。ここを押さえるだけで、各作品の動機がかなり見やすくなります。

兄妹になる時間軸

1981年版『ハロウィンII』では、ローリーがマイケルの妹だったという設定が加わります。そのため、1981年版を受け継ぐ旧シリーズとH20ルートでは、マイケルがローリーやその家族を追う理由に血縁が関わります。

ロブ・ゾンビ版も、ローリーとマイケルの家族関係を物語の中心に置きます。ただし、1978年版から続く世界ではなく、最初から語り直した別の設定です。似た関係でも、出来事や人物の描き方は同じではありません。

他人になる時間軸

2018年版から始まる新三部作では、ローリーとマイケルは兄妹ではありません。1981年版の設定を採用せず、第1作でマイケルがローリーを狙ったのは運命的な家族の宿命ではないという立場を取ります。

この変更により、物語の焦点は「なぜ家族を追うのか」から、「理由のない暴力に遭った人が、その後どう生きるのか」へ移りました。ローリーはマイケルとの再戦を待ち続けますが、マイケル側が彼女だけに同じ意味を見いだしているとは限りません。このすれ違いが、新三部作の面白いところです。

覚え方は簡単です。1981年版を通るルートとロブ・ゾンビ版では家族関係があり、2018年版へ進むルートでは家族ではありません。

ローリーの人生も変わる

旧シリーズではローリー本人より娘ジェイミーの物語へ進みます。H20ルートでは、ローリーは名前と居場所を変えて生き延びています。新三部作ではハドンフィールド周辺に残り、マイケルが戻る日に備えてきました。

つまり、ローリーは一人の人物でありながら、時間軸ごとに「逃げた未来」「備えた未来」「次世代へ物語が渡った未来」を生きています。どれが本当の続きかを決める必要はありません。それぞれが第1作の恐怖に対する別の答えです。

見る前に知りたい注意点

「製作年と監督を必ず確認せよ」「時系列は崩すな」「己の耐性を知れ」という、配信サービスで鑑賞する前の3つの注意点と、まとめのメッセージ。

作品を取り違えたり、期待する内容と違ってがっかりしたりしないために、鑑賞前の注意点をまとめます。難しい決まりはありませんが、数分確認するだけで迷いにくくなります。

配信画面では製作年を見る

動画配信サービスでは、1978年版、2007年版、2018年版がすべて『ハロウィン』と表示される場合があります。さらに『ハロウィンII』も1981年版と2009年版があるため、題名だけでは判断できません

作品ページで製作年、監督、出演者を確認しましょう。1978年版はジョン・カーペンター監督、2007年版はロブ・ゾンビ監督、2018年版はデヴィッド・ゴードン・グリーン監督です。配信状況や日本語題はサービスによって変わることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください

『ハロウィン』各作品の配信状況は変わりますが、Netflix・Amazon Prime Video・U-NEXT・Huluなど、ホラー映画を見るためのサービス自体を比較したい方は、ホラー映画サブスク比較も参考にしてください。

ネタバレを避けるなら順番優先

『ハロウィン』シリーズは、前作の結末を冒頭で説明する続編が少なくありません。特に『ハロウィンII』、『レザレクション』、『KILLS』は直前の作品と密接につながります。先に後ろの作品を見ると、大事な場面の結果がすぐわかってしまうでしょう。

予告編や作品紹介でも過去作の結末に触れる場合があります。初見の驚きを大切にしたいなら、選んだ時間軸の中では順番を崩さないこと。別ルート同士は前後しても大きな問題はありません。

怖さと残酷描写は作品で違う

1978年版は、流血の量よりも「そこにいるかもしれない」気配で怖がらせます。一方、2007年版以降は暴力の痛みを直接見せる場面が増え、とりわけロブ・ゾンビ版と『KILLS』は残酷な描写が目立ちます。

ホラーが苦手な人は、昼間に見る、音量を少し下げる、誰かと一緒に見るなど、自分に合う方法を選んでください。作品の年齢区分も視聴前に確かめましょう。無理をして完走する必要はありません。怖くなったら止める、それも立派な鑑賞術です。

『ハロウィン』シリーズでは刺激が強そうだと感じる方は、無理に完走する必要はありません。グロさ・ジャンプスケア・心霊・後味など苦手な要素を避けながら作品を選びたい場合は、初心者向けの怖すぎないホラー映画おすすめも参考にしてください。

ハロウィンのよくある質問

最後に、映画『ハロウィン』シリーズを見始める前によく出る疑問へ、まとめて答えます。

ハロウィンに関するよくある質問(FAQ)

Q1. ハロウィンシリーズは全部で何作ありますか?

A. 2026年8月1日時点で、劇場公開済みの映画は全13作です。1978年版から2022年製作の『ハロウィン THE END』までありますが、すべてが一本の物語ではなく、複数の時間軸と独立作に分かれています。

Q2. 初めてならどの順番で見るべきですか?

A. 1978年版『ハロウィン』を見たあと、2018年版、『ハロウィン KILLS』、『ハロウィン THE END』へ進む順番がおすすめです。4本で原点とローリーのその後を追えるため、複数の分岐に迷いにくいでしょう。

Q3. マイケルとローリーは兄妹ですか?

A. 時間軸によって違います。1981年版を受け継ぐ旧シリーズとH20ルート、そしてロブ・ゾンビ版では家族関係があります。一方、2018年版から始まる新三部作では兄妹ではありません。

Q4. ハロウィンIIIにマイケルは出ますか?

A. マイケル・マイヤーズは物語の登場人物として出ません。『ハロウィンIII』は、呪われたマスクと企業の陰謀を描く独立したSFホラーです。ほかの作品とのつながりを考えず、単独作として見てください。

Q5. 2018年版だけ見ても楽しめますか?

A. 大筋は理解できますが、先に1978年版を見るほうがおすすめです。第1作の事件、ローリーの恐怖、マイケルの見せ方を知っていると、40年後を描く2018年版の場面がより深く響きます。

迷ったら新三部作へ進もう

映画『ハロウィン』シリーズは、公開順に13作ありますが、物語は一本ではありません。1978年版から、旧シリーズ、H20ルート、新三部作へ枝分かれし、ロブ・ゾンビ版は最初から語り直した別世界。『ハロウィンIII』はマイケルと無関係の独立作です。

初めてなら、1978年版→2018年版→KILLS→THE ENDの順番で見てください。もっと知りたくなったら、H20ルート、旧シリーズ、ロブ・ゾンビ版へ進めば十分です。

  • 最初の一本は1978年版『ハロウィン』
  • 初心者は新三部作へ進むと迷いにくい
  • 全作を一本の時系列として考えない
  • 同名作品は製作年で見分ける
  • ローリーとの関係は時間軸で変わる

『ハロウィン』以外にも、公開順・時系列・リメイクなどを整理しながら長く楽しめる作品を探したい方は、長く楽しめるホラー映画シリーズのおすすめも参考にしてください。

複雑に見えるシリーズですが、入口さえ間違えなければ大丈夫。白いマスクが住宅街の向こうに立った瞬間、あなたもきっと「この恐怖が何度も作り直される理由」を感じるはずです。では、戸締まりを確認してから再生しましょう。

※本記事の情報は執筆時点のものです。公開状況や作品情報は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
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