こんにちは、ホラー専門映画館のビビりな解説者タケです。
日本のホラー映画を観たいけれど、「本当に怖い作品はどれ?」「有名な『リング』から入ればいい?」「最近の邦画ホラーにも名作はある?」と迷っていませんか。ホラーは当たり外れを感じやすく、怖さの好みも人によってかなり違いますよね。
そこで今回は、昔から語り継がれる和製ホラーの名作から、2026年公開の最新Jホラーまで25作品を選びました。私はビビりなので、驚かせる回数だけではなく、観終わってから部屋の暗がりが気になるか、翌日まで嫌な余韻が残るかも重視しています。
初心者には物語を追いやすい近年作、眠れないほどの恐怖を求める人には『リング』『呪怨』『回路』などの定番がおすすめです。あなたが耐えられそうな一本から、無理せず選んでください。
- 日本のホラー映画で外しにくい25作品
- 怖さの種類と自分に合う選び方
- 名作Jホラーと近年作の違い
- 配信や円盤で観るときの注意点
日本ホラー映画の選び方
日本のホラー映画は、同じ「怖い」でも効き方がまるで違います。幽霊が出る作品、精神を削る作品、映像の生々しさで迫る作品に分けて考えると、好みに合う一本が見つけやすいですよ。
怖さの種類で選ぶ

幽霊や呪いを味わいたいなら『リング』『呪怨』『仄暗い水の底から』が王道です。怪異が日常のすぐ隣まで来るため、鑑賞後にテレビ、押し入れ、浴室を見るのが嫌になります。派手な血しぶきよりも、静かな画面の奥に何かいる気配が好きな人向けですね。
一方、人間の心や社会の不気味さを味わいたいなら『CURE』『クリーピー 偽りの隣人』『オーディション』が合います。怪物より人間が怖いタイプで、観終わっても簡単には気持ちを切り替えられません。
記録映像のような現実味を求めるなら『ノロイ』『オカルト』『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』がおすすめ。作り物だと分かっているのに、どこかで本当に起きていたように感じるのが厄介なんですよ。
初心者は近年作から選ぶ
ホラー映画に慣れていない人は、『ドールハウス』『来る』『サユリ』のように物語の目的が分かりやすい作品から入ると安心です。登場人物が何を調べ、何から逃げ、どう立ち向かうのかをつかみやすいため、恐怖だけに置いていかれにくいでしょう。
近年作は映像が見やすく、音響や展開にも今の映画らしい勢いがあります。古い作品の間や画質が苦手でも入りやすいので、まず一本観てから1990年代から2000年代の定番へ戻る流れもおすすめです。
定番は余韻で選ぶ
日本のホラー映画が海外でも注目された理由の一つは、怪異を完全に説明し切らないところにあります。原因が分かって退治して終わるのではなく、恐怖がまだ続いているような感触を残す作品が多いんです。
Jホラーの魅力は、びっくりする瞬間よりも、日常へ戻ったあとに恐怖が育つことです。寝る前に思い出してしまう作品ほど、私の中では満足度が高くなります。

おすすめ25作品の早見表

| 作品名 | 公開年 | 怖さ | 恐怖のタイプ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| 怪談 | 1965年 | ★★★☆☆ | 怪談・幻想 | 和風の美しさを味わいたい人 |
| 鬼婆 | 1964年 | ★★★★☆ | 人間・因果 | 古典の湿った恐怖が好きな人 |
| HOUSE ハウス | 1977年 | ★★★☆☆ | 怪奇・異色 | 変わった映像を楽しみたい人 |
| 鉄男 | 1989年 | ★★★★☆ | 肉体変容 | 刺激的な映像に耐えられる人 |
| CURE | 1997年 | ★★★★★ | 心理・犯罪 | 静かな最恐作を求める人 |
| リング | 1998年 | ★★★★★ | 呪い・幽霊 | Jホラーの定番を観たい人 |
| オーディション | 2000年 | ★★★★★ | 人間・残酷 | 後半の衝撃に挑みたい人 |
| 回路 | 2001年 | ★★★★★ | 孤独・終末 | 説明しにくい不安が好きな人 |
| 呪怨 | 2003年 | ★★★★★ | 怨霊・家 | 容赦のない恐怖を求める人 |
| 仄暗い水の底から | 2002年 | ★★★★☆ | 母子・怪異 | 切なさもあるホラーが好きな人 |
| 着信アリ | 2003年 | ★★★★☆ | 携帯電話・呪い | 分かりやすい恐怖を楽しみたい人 |
| ノロイ | 2005年 | ★★★★★ | 記録映像・呪術 | 本物らしい怖さを求める人 |
| オカルト | 2009年 | ★★★★☆ | 記録映像・妄執 | 不穏な低予算ホラーが好きな人 |
| 残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― | 2016年 | ★★★★★ | 怪談・土地 | じわじわ来る恐怖が好きな人 |
| クリーピー 偽りの隣人 | 2016年 | ★★★★☆ | 隣人・心理 | 人間の不気味さを観たい人 |
| 来る | 2018年 | ★★★★☆ | 怪異・対決 | 豪華で勢いのある作品が好きな人 |
| みなに幸あれ | 2024年 | ★★★★☆ | 村・価値観 | 嫌な違和感を味わいたい人 |
| サユリ | 2024年 | ★★★★☆ | 怨霊・反撃 | 怖さと爽快感の両方が欲しい人 |
| ミッシング・チャイルド・ビデオテープ | 2025年 | ★★★★★ | 失踪・映像 | 正統派Jホラーが好きな人 |
| ドールハウス | 2025年 | ★★★★☆ | 人形・家族 | 謎解きも楽しみたい人 |
| 近畿地方のある場所について | 2025年 | ★★★★☆ | 調査・土地 | 原作系の怪談が好きな人 |
| 禍禍女 | 2026年 | ★★★★☆ | 恋愛・復讐 | 異色の最新ホラーを観たい人 |
| 祝山 | 2026年 | ★★★★★ | 禁足地・怪談 | 実話風の恐怖が好きな人 |
| 氷血 | 2026年 | ★★★★☆ | 雪国・怪異 | 映像美と恐怖を味わいたい人 |
| だぁれかさんとアソぼ? | 2026年 | ★★★★☆ | 学園・禁断の遊び | 最新の王道Jホラーを観たい人 |
日本ホラー映画おすすめ25選
怪談
小林正樹監督による、1964年末に先行公開され、1965年に一般公開されたオムニバス怪談映画です。小泉八雲の著作から「黒髪」「雪女」「耳無し芳一の話」「茶碗の中」の4編を、色彩、巨大な美術、静かな語りで夢のように映像化しています。急に飛び出す恐怖ではなく、美しい絵の中へ死者の気配が入り込む作品。和風ホラーの源流を映画としてじっくり味わいたい人に向いています。
鬼婆
戦乱の野で暮らす人々の欲、飢え、嫉妬が、鬼の面と結びついていく新藤兼人監督作です。白黒映像のすすき野が息苦しく、風の音まで不吉に聞こえます。幽霊映画というより、人間が追い詰められた先にある恐怖。古い映画だから平気だろうと思うと、かなり心をえぐられるかもしれません。
HOUSE ハウス
少女たちが訪れた屋敷で、あり得ない怪現象が次々と起こる大林宣彦監督の怪作です。合成、アニメ、派手な色、奇妙な音楽が休みなく押し寄せ、悪夢と学園祭が混ざったような感覚になります。純粋な怖さよりも、発想の自由さと映像の狂気を楽しむ一本。普通のホラーに飽きた夜にどうぞ。
鉄男
塚本晋也監督の『鉄男』は、人間の肉体が金属へ侵食される恐怖を、猛スピードの編集と騒音のような音で叩きつけます。短い上映時間なのに体感は濃く、観終わるころにはぐったり。幽霊は出ませんが、身体が自分のものではなくなる怖さはかなり生々しいです。痛そうな映像が苦手な人は注意してください。

CURE
奇妙な連続殺人を追う刑事と、記憶が曖昧な男の対話から、説明できない悪意が広がっていく黒沢清監督作です。大音量に頼らず、何も起きていない空間をじっと見せるため、こちらの想像が勝手に膨らみます。静かな日本ホラー映画で最恐を選ぶなら、私はまず『CURE』を挙げます。
リング
見ると一週間後に死ぬという「呪いのビデオ」をめぐる物語。中田秀夫監督の抑えた演出と、貞子という忘れがたい存在が、日本のホラー映画を世界へ広げました。有名な場面だけ知っている人も、調査劇として観ると面白さに驚くはずです。初めてJホラーを観るなら、避けて通れない定番でしょう。
オーディション
再婚相手を探すために開いた偽のオーディションから、男の人生が思わぬ方向へ転がる三池崇史監督作です。前半は静かな恋愛映画のようですが、その穏やかさが後半の恐怖を何倍にもします。残酷な描写と痛みを想像させる場面があるため、食事中にはおすすめしません。人間ホラーの代表格です。
回路
インターネットの向こう側から、孤独そのものが街へ染み出してくるような黒沢清監督作です。幽霊の動き、空っぽになっていく東京、登場人物同士の距離感がすべて寂しい。物語をすっきり理解するより、世界が終わる気配へ身を任せる映画かなと思います。観たあと、暗い部屋でパソコンを開くのが嫌になりますよ。
呪怨
消えない恨みが残った家に関わった人々へ、逃げ道のない呪いが連鎖していく清水崇監督作です。伽椰子と俊雄の見た目だけでなく、安全な場所が一つずつ奪われる構成が恐ろしいんです。布団の中、階段、職場まで怪異が追ってくるので、「家に帰れば安心」が通じません。最恐の邦画ホラーを求める人向けです。
仄暗い水の底から
離婚調停中の母と娘が移り住んだ団地で、天井の水漏れや赤いバッグをきっかけに怪異が始まります。『リング』の中田秀夫監督らしい湿った空気があり、雨、浴室、貯水槽といった水のイメージがじわじわ迫ります。ただ怖いだけでなく、母子の物語として切ない余韻が残るところも魅力です。
着信アリ
自分の携帯電話へ、未来の死の瞬間を知らせる着信が届く三池崇史監督作です。着信音という身近な道具を恐怖の合図にした分かりやすさがあり、友人同士で観ても盛り上がります。2000年代らしい携帯文化は懐かしいものの、「自分の声で死を予告される」という発想はいま観ても嫌なものです。
ノロイ
怪奇実話作家が調べていた複数の事件が、古い呪術へつながっていく白石晃士監督の記録映像風ホラーです。テレビ番組、家庭用ビデオ、取材映像が入り混じり、情報の断片が一つの形になるほど逃げ場がなくなります。派手な演出よりも、映ってはいけないものが映った感覚。夜中に一人で観ると後悔しやすい一本です。
オカルト
通り魔事件の生存者を追う映像制作者が、奇妙な印や超常現象へ巻き込まれていく白石晃士監督作です。安い機材で撮ったような画面が、かえって現実との境目を曖昧にします。登場人物の危うさを笑っていいのか怖がるべきか分からず、終盤まで居心地が悪いまま。低予算ならではの毒が残ります。
残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―
小野不由美の小説を中村義洋監督が映画化。部屋から聞こえる奇妙な音を調べるうち、土地に積み重なった過去の出来事が掘り起こされます。怪異の原因が一軒の家で終わらず、時代を越えて連なるところが本当に嫌なんです。大きな音が少ない作品ほど怖い人には、かなり相性がいいでしょう。
クリーピー 偽りの隣人
元刑事の犯罪心理学者が、未解決の一家失踪事件と不気味な隣人へ近づいていく黒沢清監督作です。香川照之演じる隣人の距離感がとにかくおかしく、普通の会話なのに逃げたくなります。現実味より悪夢のような感触を優先した人間ホラー。隣の家から物音がしたとき、思い出したくない作品です。

来る
正体不明の怪異に狙われた家族と、それへ立ち向かう人々を描く中島哲也監督作です。家庭の嫌な部分をえぐる前半から、後半は大人数による除霊へ一気に加速。映像、音楽、俳優陣の勢いがあり、ホラー初心者でも物語へ入りやすいでしょう。静かなJホラーとは違う、お祭りのような熱量が魅力です。
みなに幸あれ
祖父母の家を訪れた看護学生が、家族や村に漂う奇妙な価値観へ気づいていく下津優太監督作です。誰もが笑顔なのに、会話の前提が少しずつずれている。その違和感が積み重なり、幸福とは何かを嫌な角度から突きつけます。きれいに説明される怖さより、「分かりたくない真相」が好きな人へ。
サユリ
押切蓮介の漫画を白石晃士監督が映画化した、家に巣食う怨霊と家族の物語です。前半はかなり正統派で、家の暗がりや家族が壊れていく過程が怖い。しかし途中から映画の顔つきが変わり、恐怖へ反撃する痛快さが生まれます。怖いまま終わるのが苦手な人にもすすめやすい一作ですよ。
ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
正式題は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』。弟が失踪した瞬間を映したVHSを手がかりに、山や廃墟へ近づいていく近藤亮太監督作です。粗い映像、映らない部分、家族が抱えた沈黙が怖さを育てます。昔ながらのJホラーらしい静けさを、2025年の感覚で受け継いだ作品です。
ドールハウス
『ドールハウス』は、娘を亡くした母が手に入れた人形をきっかけに、家族の日常が揺らいでいく矢口史靖監督作です。人形の見た目だけで押し切らず、何が起きているのかを探る謎解きにも力が入っています。そのため、怖い映画が得意ではない人でも物語を追いやすいはず。家族で人形を飾っている人には少々きついかも。
近畿地方のある場所について
正式題は『近畿地方のある場所について』。背筋の小説を白石晃士監督が映画化し、失踪した編集者が調べていた事件や怪談のつながりを追います。資料を読むように真相へ近づく面白さがあり、ネット発の怪談や考察が好きな人と相性良し。原作小説と見比べる楽しみもあります。
禍禍女
『禍禍女』は、ゆりやんレトリィバァの映画監督デビュー作で、2026年2月6日に公開されました。「好きになられたら終わり」という存在を通して、恋愛、執着、復讐を異様な熱量で描きます。主演は南沙良、脚本は内藤瑛亮。王道の幽霊映画とは違う、感情が暴走する最新の和製ホラーです。
祝山
『祝山』は、加門七海が自身の体験をもとに書いた同名小説を映画化し、2026年6月12日に公開。禁足地へ足を踏み入れたことから、日常の歯車が狂っていきます。主演は橋本愛、脚本と監督は武田真悟。山へ行って帰ってくるだけでは終わらない、触れてはいけない場所の恐怖を味わえます。
氷血
『氷血』は、2026年7月3日公開の内藤瑛亮監督作です。雪国で暮らす家族の平穏へ「白い怪異」が侵入し、静かな景色が残酷な世界へ変わっていきます。主演は北山宏光。暗闇ではなく白一色の景色を怖く見せる発想が新鮮で、映像の美しさと不穏さを同時に味わいたい人へおすすめです。
だぁれかさんとアソぼ?
『だぁれかさんとアソぼ?』は、清水崇監督による2026年7月24日公開の学園ホラーです。若者の間で流行する「絶対にやってはいけない遊び」をきっかけに、心理カウンセラーと妹が恐怖の連鎖へ巻き込まれます。主演は鎮西寿々歌。『呪怨』の監督が手がける最新Jホラーを劇場で味わいたい人にぴったりです。
◆タケのワンポイントアドバイス
最初から最恐作品へ突っ込む必要はありません。『ドールハウス』や『来る』でホラーの楽しさをつかみ、そのあと『リング』『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』『CURE』へ進むと、怖さの違いがよく分かります。ビビりでも順番を選べば、ちゃんと楽しめますよ。
怖さ別のおすすめルート
25本もあると、結局どれから観るか迷いますよね。ここでは目的別に、三本ずつの鑑賞ルートを紹介します。
初心者向けの三本

まず『ドールハウス』で人形ホラーと謎解きを楽しみ、次に『来る』で派手な除霊を味わい、最後に『リング』へ進む流れがおすすめです。物語を追いやすい作品から始めるため、怖さに慣れながらJホラーの中心へ入れます。
最恐を求める三本

眠れなくなっても構わないなら、『呪怨』『CURE』『回路』の順番です。怨霊から逃げられない怖さ、人間の内側へ侵入する怖さ、世界そのものが空洞になる怖さへ進みます。三本続けて観るのは、私ならやりません。
和風怪談を味わう三本

『怪談』『鬼婆』『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』を選んでください。古典的な怪談美、因果と欲の物語、現代の住まいへ続く土地の記憶を順に味わえます。日本のホラー映画が昔話や民間伝承とどうつながっているかも感じられるでしょう。
記録映像系の三本

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』『ノロイ』『オカルト』の順番がおすすめです。比較的新しい正統派から入り、複数の事件が結びつく大作、最後に危うい人物へ密着する作品へ進みます。画面が粗いほど怖い人にはたまりません。
最新作を追う三本

2026年の邦画ホラーなら、『祝山』『氷血』『だぁれかさんとアソぼ?』を候補にしてください。禁足地、雪国、学園という舞台が異なるため、今のJホラーが一つの型に収まっていないことが分かります。
配信や円盤で観るコツ

映画の配信状況は、見放題の終了やレンタルへの切り替えなどで変わることがあります。観たい作品を見つけたら、配信、Blu-rayやDVD、原作小説の順に確認すると探しやすくなります。
Amazonで配信を探す
Amazon Prime Videoでは、見放題対象、追加チャンネル、レンタル、購入が別々に表示されます。タイトルが検索結果に出ても、会員特典だけで観られるとは限りません。料金、字幕、吹替、視聴期限を作品ページで確認してから手続きを進めてください。
配信状況や価格は時期、地域、契約内容によって変わります。正確な情報はAmazon Prime Video公式ページや各配信サービスの作品ページをご確認ください。購入やレンタルの最終的な判断は、ご自身の利用環境と表示料金を確かめたうえで行いましょう。
Blu-rayやDVDを選ぶ
古い日本ホラー映画は、配信先が見つかりにくくてもBlu-rayやDVDが販売されている場合があります。何度も観たい作品、映像特典や監督の解説を楽しみたい作品は円盤向きです。ただし、再生できる地域や機器、収録される字幕、画質の仕様は商品ごとに違います。
中古品は安く買えることがありますが、盤面の状態、付属品、正規品かどうかを確認してください。限定版は価格が大きく変わる場合もあるため、一般的な目安だけで決めず、販売ページの内容をよく読みましょう。
原作小説も楽しむ
『リング』『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』『近畿地方のある場所について』『祝山』などは、原作を読むと映画とは別の怖さが見えてきます。文章は映像を決めすぎないため、読者の頭の中で怪異が育つんです。映画を先に観てから原作で背景を補う方法も、原作の想像を映画で確かめる方法もあります。
同じ作品でも、映画と原作では人物、出来事の順番、結末の見せ方が異なる場合があります。違いを間違い探しとして見るのではなく、それぞれの媒体が何を怖がらせようとしているかに注目すると楽しめますよ。
鑑賞前に知りたい注意点

残酷描写を確認する
『オーディション』『鉄男』『サユリ』『みなに幸あれ』『氷血』などには、痛み、流血、肉体の変化を想像させる場面があります。『サユリ』と『みなに幸あれ』はR15+指定、『氷血』はPG12指定です。幽霊は平気でも、けがの描写が苦手な人はいるでしょう。年齢区分や作品紹介を事前に確認し、つらくなったら途中で止めてください。
音量を上げすぎない
小さな物音を聞き取ろうとして音量を上げると、突然の効果音で驚きすぎることがあります。特にイヤホンでは耳への負担にもなりかねません。会話が聞き取れる程度へ調整し、必要なら字幕を使うほうが安全です。
体調に合わせて観る
睡眠不足、体調不良、気分が落ち込んでいるときは、怖い映像や重い物語がいつも以上に残る場合があります。怖さは我慢比べではありません。照明をつける、昼間に観る、誰かと一緒に観るなど、自分が楽しめる環境を選んでください。
日本ホラー映画のよくある質問
Q1. 日本で一番怖いホラー映画は何ですか?
A. 怖さの好みで変わりますが、怨霊なら『呪怨』、心理的な恐怖なら『CURE』、孤独と終末感なら『回路』をおすすめします。初めてなら物語を追いやすい『リング』から観ると、日本のホラー映画らしさをつかみやすいですよ。
Q2. ホラー初心者におすすめの邦画は?
A. 『ドールハウス』『来る』がおすすめです。怖い場面はありますが、謎解きや対決といった見せ場があり、物語へ入りやすくなっています。残酷描写にも比較的耐えられる人なら、反撃の爽快感がある『サユリ』も候補です。ただし、『サユリ』はR15+指定なので、流血や痛い描写が苦手な人は注意してください。静かな恐怖へ進みたくなったら、次に『リング』や『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』を選んでください。
Q3. 最近の日本ホラー映画でおすすめは?
A. 2025年作品では『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』『ドールハウス』『近畿地方のある場所について』、2026年作品では『祝山』『氷血』『だぁれかさんとアソぼ?』が候補です。配信や上映状況は変わるため、正確な情報は各公式サイトをご確認ください。
Q4. 和風のホラー映画なら何を観るべき?
A. 昔ながらの怪談美を味わうなら『怪談』、因果と人間の欲なら『鬼婆』、現代の住まいと土地の記憶なら『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』が合います。分かりやすい怨霊ものを求めるなら『リング』と『呪怨』から選ぶと外しにくいでしょう。
Q5. Amazonプライムで全部観られますか?
A. すべてが見放題とは限りません。作品ごとに見放題、レンタル、購入、追加チャンネル、取り扱いなしが分かれ、時期によっても変わります。Amazon Prime Videoの各作品ページで、料金と視聴条件を確認してから利用してください。
日本ホラー映画のまとめ
日本のホラー映画は、怪物が暴れる瞬間よりも、何もない廊下、濡れた天井、隣人の笑顔、古い映像といった日常の風景を怖く変えることが得意です。だからこそ映画が終わっても、あなたの生活の中で恐怖が続きます。
- 初心者は『ドールハウス』『来る』『リング』から選ぶ
- 最恐を求めるなら『呪怨』『CURE』『回路』へ進む
- 和風怪談なら『怪談』『鬼婆』『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』を観る
- 最近の作品なら2025年と2026年の新作を確認する
一作品だけ選ぶなら、初めての人には『リング』、ホラー好きには『CURE』、最新作を観たい人には『祝山』をおすすめします。怖さは人それぞれなので、星の数よりも「幽霊」「人間」「記録映像」「土地」といった好みで選ぶのがいちばんです。
部屋の明かりを消して観るか、つけたまま観るか。それはあなた次第。ただし、観終わったあとに廊下の奥が気になっても、私は責任を取れませんよ。


